イチジクの棚仕立てについて~メリットも多いけど恐怖も!?~

なぜだかいちじくの一文字の記事がずっとよく見られてるので、ほかの仕立て方についても私がわかってる範囲で記事にしていこうと思います。

目次

いちじくの仕立て方いろいろ

  • 一文字仕立て(または一文字整枝)
  • (上の派生形で、十文字仕立て)
  • 杯状仕立て(またはゴブレット)
  • 開心自然形(イチジクではあまりやらないと思いますが・・)
  • 棚仕立て
  • ポット栽培(またはコンテナ栽培)

棚仕立てとは、ブドウやナシ、キウイフルーツでよく使う栽培方法です

じつは仕立て方というよりも、要するにブドウ栽培などで使われる棚を利用して栽培するという方法です。棚の上で一文字にしたり、X字にしたり・・棚の上の仕立て方には色々やり方はあると思います。

下の写真はイチジクの棚仕立ての様子。大阪農業大学校で在学中に作業させてもらったときの写真です。

いちじくの棚仕立て

頭上に美味しそうな完熟いちじくがあると、映えますね~(下手くそな私が撮影してるので写真映えないかもしれませんが)

棚仕立てのメリット、デメリット

いちじく棚仕立ての良いところは、

  • 上方に主枝が展開されるので凍害や霜害に合いにくい(と言いながら被害を受けることもあるらしいです)
  • 剪定や収穫作業などで腰をかがめなくても良い
  • 光合成効率が良い
  • 果実が垂れさがるので、収穫時に完熟果を探しやすい
  • 日陰になるので涼しい

なんだかものすごくメリットばかりのように見えますが、、じつは下のようなデメリットもあります。

  • 上を向いての作業が続くので、首や肩こりにつながる
  • 枝を棚に添わせる誘引作業を頻繁にしないといけない。怠ると枝が空を向いたまま硬くなってしまう
  • 芽かきや収穫時に切り口から落ちる白い樹液が服や体にあたってしまう(白い樹液には、たんぱく質分解酵素が含まれており、かぶれます)

とくに3番目の白い樹液ですが、上を向いて作業してるので顔にふりかかります。最悪、眼に入るかも・・・眼にたんぱく質分解酵素って・・・ドキドキしちゃいますね。
私が作業するときはサングラスつけて、樹液が落ちそうなときは眼をつぶってました笑
それさえなければ観光農園とかに向いてそうな樹形なのになー。

もしほかに面白い栽培方法をご存じの方がいらしたら、コメントなどで教えてください!

いちじくの棚仕立て

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