いちじくを使って土から育てたさつまいも

いちじくの廃棄枝を再利用

地域の特産で、私のメイン作物でもある「いちじく」。じつは毎年、大量に廃棄されているものがあります。それがイチジクの剪定(せんてい)した枝です。当園だけでも毎年1tぐらいの大量の枝を廃棄することになります。

いちじくの廃棄枝
軽トラで何度も往復しないと積み込めない量。通常は焼却処分されています。

私自身の課題でもあり、そして地域の課題でもある廃棄枝をなんとか再利用できないか?私が考えついたのがバイオ炭(簡単に言うと木炭)にすることで、土壌改良剤としてさつまいも畑に入れて再利用することでした。

バイオ炭をさつまいも畑に入れるメリット

その1.美味しいさつまいもをたくさん作ることができます。

その2.地域資源を循環させることができます。

その3.温室効果ガスを削減することができます。

美味しいさつまいもをたくさん作れる

すくすく大きく育つさつまいも

さつまいも畑に木炭を施用すると収穫量が向上し、秀品率(形が良い芋の割合)が上がったという研究結果があります。炭には排水性がよくなり保湿効果も高まり、さらに炭の微細な空間に酸素をため込むこともできるので土壌を改善することができます。土壌微生物も増えるため、土を健康にすることができ、美味しいサツマイモをたくさん作ることができます。

地域資源を循環できる

通常は焼却処分してしまう、いちじくの枝。そのままではゴミですが、専用の炭化器によって炭にすることで土壌改良剤として再生することができます。また、炭の使い道は土壌改良剤以外にも消臭や井戸水の浄化、焼き芋の燃料など様々に利用できます。

温室効果ガスを削減できる

植物は光合成などによって二酸化炭素を吸収して成長していますが、体内にためこんだ炭素は、やがて分解されてまた二酸化炭素として大気中に放出されていきます。

バイオ炭に変えることで、植物がためこんだ炭素を分解されにくい形に固定できるので、温室効果ガスである二酸化炭素の排出量を結果的に削減することができます。

炭化器で炭を作っている様子
いちじくのバイオ炭

さつまいも生産を増やすことで耕作放棄地を救う

全国で問題になっている耕作放棄地。ここ羽曳野市も例外になく、後継者不足の農地がたくさんあります。サツマイモと言えば九州や茨城といったイメージですが、ここ大阪でもサツマイモの生産をがんばることで、それらの耕作放棄地を一枚でも多く救うことができると私は考えています。

小さな農家ですが、できることから循環型農業に取り組んでいます。どうかあたたかい応援をしていただければ嬉しいです。

循環の取り組み(一例)

さかいSDGs推進プラットフォームに参加しています

ハッピーファームは大阪府堺市による企業・団体・地域の人たちと連携し、SDGs達成に向けた取組を推進するためプラットフォームに参画しています。会員の方々と情報共有や交流をし、持続可能な社会の実現に向けて活動しています。
詳細はこちら(https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/toshi/sdgs/sakaiSDGsplatform/index.html)