5月のお話ですが・・いちじくの芽かきをしました。
目次
芽かきとは?
芽かきとは、春になって芽吹いた芽を間引いていく作業です。間引くことによって、風通しや日当たりがよくなり、病害虫の予防や光合成効率をアップさせ、また枝を減らして栄養も集中させることができます。すべては美味しくて彩りの良いいちじくを生産するためです。
果樹は剪定が難しいと言われますが、いちじくは比較的あまり考えずに剪定ができます。基本は2~3芽残して切るだけなので。
ですが、この芽かき作業は、芽の向きや間隔や勢いなどを見ながら、どの芽を間引いてどんな樹形にしていくかを考えながら作業していくので、いちじく栽培のなかで一年で最も頭を使う作業です。
私は1時間程度に休憩をはさみ、集中力が途切れないようにしています。集中力が切れてくると、間引いたらいけない芽を切ってしまうことがあります・・。
当園の芽かき作業の考え方
臨機応変にしていますが、私はだいたいこのような芽を欠いています。(きっと農家さんそれぞれ違った考え方があると思います。)
- 向きが内向き(伸びたら主枝やほかの枝に当たりそうなもの)
- 枝の根本が茶色くなり絞られている芽(去年伸びた枝の先端からまた伸びた芽)
- ほかと比べて著しく元気のない枝
- 向きが上むき(勢いが強くなりすぎるため)
- 伸ばすと隣の枝(芽)と近すぎる位置になる芽
- 剪定した切り口に近い芽
基本は、横向きか下向きに生えてきている芽を活かします。が、なかなか理想的な位置に理想的な芽が出てくるわけではないので、上に挙げたような好ましくない芽を使うこともよくあります。
芽かき動画
作業の雰囲気だけですが~
今年も美味しいいちじくがたくさんできますように!
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