摘果(てきか、てっか)とは、熟する前の果実を摘んで取り除く作業のことです。
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基本的には、いちじくに摘果は必要ありません
いちじくは「一果一葉」(いっかいちよう)という性質があり、一枚の葉が一個の果実生産をまかなっていると言われています。摘果することで果実が大きくなるかを確かめてみた実験もあり、その実験結果では摘果をしても果実の品質には影響がなかったとのことです。
でも、私はこんな場合に摘果しています
摘果(てきか)の目的
熟する前の果実を摘み取ることで、取り除いた分の栄養を他に使うことができます。そのため、ほかの果樹や果菜類では、果実の肥大化や食味向上など、取り除いた果実分を他の果実に集中させることで高品質な果実生産をしたり、かんきつ類の栽培だと隔年結果(豊作の年と不作の年を交互に繰り返す現象)を防ぐなどの効果を期待することができます。
摘蕾(てきらい)や摘花(てきか)も、摘み取るタイミングが違うだけで目的としては同様です。取り除いた分の栄養を他に使うためです。
私の場合、いちじくでどういうときに摘果する?
果実に回る栄養を他に使うための作業なので、私の場合はこんなときに摘果をしています。
- 同じ節から双子果が発生したとき
- 植えて1~2年目で樹を成長させたいとき
- 病虫害などを受けて樹が弱っているとき
- 形状不良など、熟しても商品性が低い果実になりそうなとき
- 明らかに収穫不能な果実(30段目ぐらいとか8月以降に着果した果実とか・・・露地栽培ではそこまで長期間収穫できません)
経験上は、病虫害で樹が弱っててもある程度摘果することで耐えてくれたり、樹の成長も早まってるような気がしています。
ですがあくまで私の場合ですので、ちゃんと実験してませんし、これが合っているのかどうかはわかりません!へーそういう考え方があるんだーぐらいで受け止めてください。というかもし実験結果があればぜひコメントで教えてください!
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