こんにちは。大阪のイチジク農家「ハッピーファーム」です。
今日はイチジクのオーソドックスな仕立て方「一文字仕立て(いちもんじしたて)」について書きます。

目次
なんで一文字(いちもんじ)?
漢数字の一(1)の形に枝を広げるため、一文字仕立てと言います。春になると、この一文字のいろんなところから芽が出て、上に枝を伸ばしていきます。

そのほかにも仕立て方はあります
ほかの仕立て方には、「開心自然形」、「盃状(はいじょう)仕立て」(放任仕立てという人もいます)や、珍しいものだと「棚仕立て」、あとは枝一本だけを伸ばす「ポット栽培」などがあります。ほかにもいろいろあります。が僕は今のところこれらしか見たことがありません。

一文字仕立ての特徴は?
果樹では珍しい仕立て方ですが、イチジクではいたってポピュラーな仕立て方なこともあって、メリットが多いです。
- 畝に沿って移動しながらの収穫や管理作業がしやすい
- どの枝も日光がまんべんなく当たりやすいので、色づきがいい
- 風通しが良いので病害虫につよくなる
一番のメリットはなんといっても収穫作業がしやすいこと!毎日収穫しないといけないイチジクでは、とっても重要なポイントです。
とは言えデメリットもあります。
- 凍害にあいやすい
- 樹の勢いが強くなる
- 下の方の果実は日当たりが悪くなる
特に凍害が結構悲しいです。その対策方法もいくつかあるので、それについてはまた改めて書こうかと思います。
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